名古屋の街と花と緑

公園・緑地・名所の散歩と観察記録

アケビの花に会いに、くらしの森へ

アケビの実を知っている方は多いでしょうが、アケビの花を知っている人は少ないでしょう! 

実は私も今までアケビの花を見たことが無かったで、今回、くらしの森に探索に行きました。

この日も、こんなに快晴。前回よりも、緑が濃くなった気がしませんか?

まず、

アケビには「ゴヨウアケビ」と「ミツバアケビ」があります。そんなことも今回初めてネットで知りました。(^-^) どちらも、くらしの森にあります。

では、まずは、「ゴヨウアケビ」から。

これは、五葉アケビという意味ですね。5枚葉が特徴です。そして、花は小さいですが割と目立ちます。

私はゴヨウアケビの実は、まだ見たことも試食したこともありません。今回たまたま花を発見して知った植物です。秋が楽しみです。

 

次に「ミツバアケビ」の紹介です。これは、実に興味深い花でした!!

ミツバアケビの実は食したことがあります。生っている実がパッカンと割れているので食べやすい。(^-^)

その花は、こんな風です。小さくて・・・蔓性ですから、樹木の幹は別物です。緑葉はミツバアケビのものです。

分かりますか? 私は初めて見たんです!

本当に小さな花で、私は枯れ花と思って通り過ぎてしまいました。('ω') でも、通り過ぎてから、あの木にはアケビの実が生っていたよなぁ~と思いだして戻ったような次第です。

この黒っぽく地味で小さいのが、ミツバアケビの花です。クローバーのような形です。

信じられないですよねえ。

こんな小さな花から、あんな大きな実が生るの??

あまりにも小さい(3~4ミリ)花なのでポケットデジカメの焦点が合わなくて、遠景になってしまいます。

良く見ると、濃い紫色です。ですから目立たないので枯れているのかとさえ思いました。

ところで、この花は実に面白い!

接写したので少しピンボケですが、我慢してください。

この写真では、たまたま一本しか目立ちませんが、右側にもう一本ぶら下がっているのと合わせて2本がめしべの部分です。

しかし、めしべは花弁に見えるガクに守られているので見えません。花びらに見えるのはガクです!

少し離れた先にある葡萄状のものがおしべです。おしべは、いずれめしべが受粉して結実した後、枯れて落ちるらしいです。なんだか、カマキリの夫婦みたい。('ω')

次の写真なら、姿がはっきり見えるでしょう。

こんな、めしべとおしべの位置関係でも花と言うのが不思議な感じ。

ミツバアケビというように、たしかに葉は3枚です。

植物には、イチョウのように雌雄別株のものがあります。

それは完全別居なんでしょうが、ミツバアケビは、一つの枝の少し離れた場所にメシベとオシベがあります。これって、家庭内別居?(^-^) 良く解釈すればスープの冷めない距離?

なるほどねぇ、

人間が悩みにぶつかった場合は、植物界に解答があるような気がします。なんてね ('ω')

 

さってと、

他の花も紹介しましょう。(^-^)

ランチは、例のタンポポ広場です。もう天気の良い日は日向では暑いくらいですから日陰を探します。

そこには、なかなか綺麗なボケが。

ボケーっと過ごそうと思ったのですが、ぜんぜん、ボケてないじゃん。シャレになんないよ。

カラタチの白い花が咲いていました。

見てください、この鋭いトゲを。

たぶん人を愛するということは、そういうトゲも含めて受け入れることなんでしょうね。

そんなことを考えていたら、虫が手のひらに・・・

とにかく虫には、よく好かれます。ブッヒ― (-。-)y-゜゜゜